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テレ東が語るアニメ実写成功の秘訣!

テレ東が語るアニメ実写成功の秘訣!

引用:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180829-01452378-trendy-ent.view-000

テレ東が語るアニメの実写化成功の秘訣が語られたようです。

詳細を見ていきましょう!

銀魂2のヒットの要因は?

業界ネタ一筋、国内から海外まで取材カバー歴15年の長谷川朋子さんが、いま気になるエンタメコンテンツをお節介にも紹介しながら、そこから見えてくるトレンドも勝手に解説します。今回は、漫画原作の実写版がヒットするのに必要な要因を『銀魂』を例に考察してみました。

漫画原作の実写版はヒットの方程式?

 ここのところ、漫画原作の実写版、とりわけジャンプ作品の実写版が続々公開されている。昨年公開された実写版『銀魂』は興収38.4億円(日本映画製作者連盟、平成30年1月発表)と、実写邦画の中でトップの成績を残し、今年の夏も続編『銀魂2 掟は破るためにこそある』が8月17日に公開され、8月18日~19日の国内映画ランキングで初登場首位を獲得した。今年は『BLEACH』の実写版映画も初公開され、これまでも『デスノート』『斉木楠雄のΨ難』『ジョジョの奇妙な冒険』とある。

 ジャンプ作品に限らず、実写版が増えている理由は、原作がヒットしていることを安心材料に映画化が進められているという単純なものでもなさそうだ。漫画原作を実写化するにあたって、必ず議論される「世界観」の問題があるからだ。過去にはあまりにも原作のイメージとかけ離れた作品があったことも事実だ。

 そこで明確な答えを求めるべく、『銀魂』『BLEACH』と立て続けに自局で放送したアニメコンテンツの実写化に参加するテレビ東京を訪ねた。「映画業界は今、漫画原作の実写化をヒットの方程式と捉えています。出版社も原作、アニメの認知度がさらに広がる相乗効果に期待して、企画が増えています」と、コンテンツの2次利用展開を統括するテレビ東京 ライツビジネス本部副本部長の福田一平氏が説明してくれた。

 話を聞いていくなかで、邦画そのものの盛り上がりも要因として大きいように感じる。2000年代はじめは興行収入のシェアは洋画が6~7割を占めていたが、2006年にそれが逆転し、10年以上にわたって邦画が活気づいている。こうした環境から福田雄一監督をはじめとするヒットメーカーを生み出し、役者陣も集まる好循環によって邦画ヒット作が生まれているというわけだ。

 これに加えて、「CG/VFX技術も実写版実現のカギになります」と、テレビ東京コンテンツビジネス本部アニメ局長の押田裕一氏が解説してくれた。「映像技術の向上によって、原作の世界観やキャラクターの表現方法の幅が広がっています。これまで実写化は難しいだろうと考えられていた作品も実現しやすくなり、作品そのものの幅も広がっています。『銀魂』はまさにそんな作品。CG/VFX技術の助けによってアクションシーンなどが生き、ギャグ以外にも見せ場があることが成功の要因だと考えています」。

結果が赤だろうが黒だろうが、長く携わるのがポリシー

 実写版が増える理由を「なるほど」と理解すると同時に、「じゃあ成功の分かれ目は何か?」という疑問も湧いてくる。再現度の高さを競っても、違和感を拭えない作品もあるからだ。

 映画作品に限らず、テレビも音楽もヒットに至るコンテンツは「偶然にも全ての条件が重なり合った」場合が多い。しかし、それではどうも腑(ふ)に落ちない。『銀魂』を成功事例として考えると、決め手がわかるかもしれない。

 長年にわたってテレビ東京のアニメ作品を手掛けてきたテレビ東京 上席執行役員ライツビジネス本部長の川崎由紀夫氏からこぼれたこんな本音からそれがみえた。

 「十数年前から出版社との付き合いが始まり、アニメ化と実写化セットの実現を試みてきました。実写化は実績の足りなさなどから、なかなか許諾を受けることができず、悔しい思いもしました。まずはアニメ化に力を入れ、ようやく第一弾として昨年、『銀魂』の実写版の実現に参加することができました。今年はその続編公開と新たに『BLEACH』の実写化も加わり、少しずつですが広がっています。作品について十分に理解しながらアニメ化し、さらに実写化も手掛けることは最も望んでいたかたちです」

 つまり、実写版『銀魂』の強さは原作に対する理解度の高さが成功の分かれ目になった。長年にわたってアニメ作品を手掛けていることから、原作者、出版社、ファンとの関係を構築でき、それを実写版に生かすことができたと考えてよさそうだ。

 またアニメ局長の押田氏からは「ひとつの作品に携わったら、結果が黒だろうが、赤だろうが、長く携わっていく心意気でアニメ化し、実写化の展開を視野に入れたケースを今後も増やし、『銀魂』以外にもヒット作を生み出していきたいです」と、テレビ東京らしいポリシーも聞けた。

 今後、マンガ原作の派生トレンドとしては、相乗効果を狙って、実写映画だけでなく、連ドラや配信での映像化、2.5次元などの舞台など、ますます立体的な展開が増えてきそうである。

 『銀魂』においては動画配信サービスのdTVで昨年に続いて、オリジナルドラマが劇場版公開の翌日から配信されている。劇場版と同様に主演・小栗旬と監督・福田雄一の組み合わせで『眠れないアル篇』など3話が並び、マダオ役はアニメ版で同じ役の声優を務める立木文彦が、『銀河鉄道999』のメーテル役で山本美月がオリジナルドラマにのみ出演し、これらキャスト陣にファンも好意的なようだ。昨年の実績ではdTVオリジナルドラマ『銀魂』が配信された月は、ウェブからのdTV入会者数が過去最大を記録。他の月と比べても約2倍に増加したという。

 漫画原作を基にしたアニメ、ドラマ、実写映画、舞台をいろいろな角度から楽しむのも悪くはない。“むしろ発見もある”作品はどこから入っても楽しめるものだ。

引用:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180829-01452378-trendy-ent&p=2

国民のこえ

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